チック症 音声チック 治したい

チック症状のあらわれ方

チック症状のあらわれ方

チックは、4〜5人に1人が経験するもので珍しい症状では、ありません。大半が、数か月で自然に症状が消失するため気にしない親も多いのです。

 

チック症状

 

発症から10年間

 

保育園年中、5才 1年目。まばたき、目をパチパチさせる、テレビ飲み過ぎと思っていた。
保育園年長、6才 2年目。目をパチパチさせて白目をむく
小学校入学(小1)7才 3年目。白目をむく、大きくライオンみたいに口をあける
小2、8才 4年目。音声チック、あう!声をあげる、顔をしかめる
小3、9才 5年目。う、う声を出す、ほえるような声をあげる
小4、10才 6年目。うなるように声を出す、叫ぶような奇声、ピーク時。改善しない子どもと過ごす毎日で親がノイローゼになりそうなくらい回数が多くなる。10歳がピークと聞いていたので、大人になるまで長引かないように注意した。経過観察
小5、11才 7年目。うううう、と声が出てしまう、学校から帰ってくると症状が出る。夏休み冬休みはとくに回数が多い気がする。普段は、学校に行っているので日中とても静かなのに、休日は、イライラしてしまう。鼻すすりほか身体のさまざまな症状が入れ代わり立ち代わり変化しあらわれる。もはやデパート状態。でも気にしないように意識する。経過観察
小学校卒業小6、12才 ピークは、10歳と聞いていたけど、11歳、12歳と悪化したように思え頻度も回数も最高MAXで軽くノイローゼになりそうだった8年目。。経過観察
中学校入学中1思春期、13才 9年目。思春期で声変わりや背が伸びるなど体つきも変わった。症状は、気にならない程度に激減。治ったと思ったら症状が出るのを繰り返していたがピーク時に比べると回数が減ってきた。経過観察
中2思春期、14才 10年目。反抗期まっさかり。汚言症と思われるような?くそばばあ!死ね!うざい。きも!を母親にいいまくる、しかし症状そのものは、ずいぶん少なくなり気にならなくなった。経過観察
中3反抗期(中学校卒業)15才 11年目。反抗期は続いているものの、症状は、嘘みたいに激減。チックだったことすら忘れてしまいそうなくらい症状が無くなり消えていた。完治
保育園未満児、3才〜6才 場面緘黙
小学校入学、7才〜8才 内向的な性格
小学3年生、9才~26才 咳払いチックが始まる、26才まで17年間改善せず。社会人になってから上司に注意されたり指摘されるもまったく治らず・・本人には、チック症の意識がまったくなかった
27才 26才で結婚し厳しかった父親と離れたせいか症状がおさまっていた。今でも緊張すると咳ばらいが出るものの無意識に出ていた昔とは違う

 

 

 

症状としては・・以下の3つに分類されます。

 

  1. 1年以内に消失する一過性チック
  2. 1年以上続く慢性チック
  3. 音声チック運動チックが両方あらわれ1年以上治らないのがトゥレット症候群

 

この3つに分類されますが、順序として一過性チック→慢性チック→トゥレット症候群の順で発症するわけではありません。

 

私の場合、小学3年生で発症し、26歳で結婚するまで治りませんでした。長期化し慢性化したものの普通に進学も就職もできました。恋愛も結婚もしました。日常生活で困ったことは、周囲に耳触りと思われることがしばしばあったことです。ひどい人は、首が揺れて持っているジュースをこぼしてしまうほどだそうです。私は、治らない癖だと長い間信じていました
本人が悩んでいる。子供のチックで悩んでいる保護者の方・・私には、どちらの気持ちも理解できます。

 

 


わが子のチック事例

音声チック

 

わが子の場合長期間症状続いています。よそのお母さんが「◎◎くんもまばたきするね」「うちも運動会の前とかすごいのよ」と話しかけてきました。△△くんは、スポーツ万能で運動会では、花。選手リレーでも大活躍するような子です・・理由は、分かりませんが、運動会のころになると症状がひどくなるそうです。息子は、現在小学6年生症状は、これまでで一番強く出ています。
症状は、幼児期や学童期に発症し中学校ぐらいが最盛期みたいなんですね。ただ大人になるにつれ症状が収まることが多いので、気長に症状があらわれなくなるのを待つしかありません。

運動チック

 

睡眠障害もチックの原因?

 

チックの経験がある私と現在チックで悩む息子との共通項を上げるとしたら・・睡眠障害が若干あるかな・・という点です。寝つきが悪いように思います。寝付きが悪かったり熟睡できなかったり・・不眠症ではありませんが、兄弟の中でチックが出た子は、特に、夜驚症、夜尿症がひどかったように思います。睡眠との直接的な因果関係があるのかわかりませんが・・

 

睡眠も見直す


チック症 トゥレット症候群 トゥレット障害 発症後10年の経過

チックの主な症状

チックの症状は、まばたきなど目のチック目を回転させたり大きく見開いたりするもので・・顔面チックは、60%しかめっ面をしたり鼻を動かしたり唇をなめたり噛んだりするのもチックです。頭首を動かすチックは、100%ほど。鼻ならし、咳払い、のどならし、鼻すすり、うなり声など音声チッは、30%程度です。

 

患者の多くは、注意欠陥・多動症を伴っており注意力が持続せず集中力に欠け衝動的な行動が多いものです。最初にチックが発症してからチックがまったく無くなったり別のチックに置き換わったり音声チックが変化することも多く1つのチックだけでなくいろいろと症状を変えていきます。一般的には、チックが発症してから10年軽くなったり悪化したりを繰り返しながら悪化するかまったク改善してしまうかのいずれかです。

 



種類と症状