病院では何科で診察するの?

チックの症状がみられたら 病院で何科にかかり診察するの?

病院の診療科

 

チックトゥレット症候群 の症状が見られる場合専門医や専門機関と連携しながら子どもの支援をスタートします。病院・診療所によって診療科は異なります。

 

幼児期、乳幼児期に発症したら小児科より小児心療内科児童精神科のある病院で診察を受けるようにします。小児科の先生の場合いきなり相談しても・・大丈夫じゃないですか??みたいな感じでかわされるからです。精神科などを専門とする医師がいる病院(子ども小児の精神科がおすすめ)で診察を受けます。

 

お住まいの地域によってどの病院が良いかわからない場合発達支援センターなどの相談窓口(電話など)でお聞きになると良いですね。具体的に病院の特徴などを教えていただけることがあります。

 

(たとえば診断名だけ出してすぐに投薬治療をはかるとか時間をかけて心理療法で改善をはかる病院だとか先生の評判も教えてくださいます。地域の窓口によってサポート体制は、異なりますが、私の場合、保育園幼稚園の先生→発達支援センター(検査)や小学校では、担任養護教諭と相談→発達支援センター→小児精神科を受診でした。

(うちの子どもの場合)

 

うちの子は、チックの症状と共に発達障害の傾向があったので学校の担任に相談→養護教諭や特別支援学級の先生のアドバイスを受け子どもと発達相談センターに向かいました。予約をとり過去の療育状況や子どもの環境幼少時の特徴などの質問に答え子どもも発達支援センターで検査を受けました。発達センターから紹介状を書いてもらうような形でA病院にするかB病院にするかその場で決め病院の予約をとりました。


チックの治療方法・・経過観察心理療法 投薬治療

経過観察と心理療法

一過性は、1年以内に症状が消失しますが、長期にわたって音声チック運動チックが続くといじめにあったりからかいの対象になることがあります。慢性化するとトゥレット症候群 と呼び名が変わります。

 

大人になっても治らないまま、あるいは、思春期を過ぎ成人になるころには減少するケースが多いようです。

 

しかし子どもの治療は・・小学校中学校に通うことを優先させるため冬休み夏休み春休みなどを利用することが多いようです。だから
1回の診察ですぐに改善する・・というものではありません。過度な期待を抱かない方が良いかもしれません。そしてチックやトゥレット症候群と診断されたとしても診断名は、あくまで診断名。治そうと思ってもくしゃみやしゃっくりのように出てしまう!と割り切って担任の先生や家族、友達など周囲の理解が必要です。


日常生活に支障がある

一過性は、自然に解消され1年以内に消えます。まばたきなら目(視力)に問題が無いようであれば気にしなくても大丈夫。受診も急ぐ必要はありません。しかし1年が経過しても止まらず慢性化しているであれば一度受診をされると良いでしょう。日常生活において支障をきたす例は、手指の震えで味噌汁や牛乳をこぼしてしまったり大きな声で奇声をあげてしまう場合などです。



種類と症状