運動性のチックと音声チックを同時にはじまった
小学6年生までひどいチックでした。症状が始まったのは、保育園の頃からで目をパチパチさせ頻繁なまばたきがみられました。鼻ならしや「んん」「あああ」と声をあげてしまう息子を見て私は、何度苛立ち注意しました
ネットやスマホで調べたら10歳がピークでその後は、軽減するか悪化するかのどちらかだと書いてありました。
うちの息子の場合チックのデパートといってもいいくらい頻繁にまばたきしながら首振り口を大きく開く運動性のチックと音声チックを同時にやっていました。
私は、見て見ぬふりをしながらやっぱりすごく気にしたり悩んだり困ったりしながら何年も症状と付き合ってきました。でも中学に入学し気が付いたら自然に消えて治りかけていることに気付きました。4歳ぐらいから始まりどんどんひどくなり治る気配もなかったのに・・今で、息子がチックだったことも忘れてしまうくらい症状が見られないのです。
息子は、完治したわけでは、ありません。中学を卒業するころ完治しました。!!
豚のように音を立てる鼻ならしが自然に治った経緯
豚みたいな音を立てる鼻ならしは、同じ部屋にいると本当に気になったし苦痛でした。親の気持ちが子供に伝わるのは、分かっていましたとにかくイライラしたし気が狂いそうでした。
精神的ストレスが原因でで発症するわけではないのですが、とにかく原因探しに躍起になっていました。
10歳になると改善する子が多いようですが、うちの子は、11歳12歳と悪化しました。そして中学に入る頃いきなり消えていました。カンペキではないですが、ほぼ気にならないレベルになっていました。
何度も心療科(小児精神科)の先生に「薬を飲んだ方が良い??」と相談しました。小学4年生から診て頂いている小児精神科の先生には、「薬は、飲ませたくないんだよね」と言われ解決法が見つからず焦りや不安もありました。
トゥレット症候群 は、自分の意思とは無関係に体が動き、声や音を出してしまいます。しかし本人は、やめようと思ってもやめたいと思っても出てしまうものなのです。風邪を引くと咳が止まらないのと同じようなものです。
息子のチックは、長く続きもう治らないんじゃないかと思ったこともありました。いつまで続くんだろう?と何度も悲観しました。でも風邪と同じ・・咳が止められないと同じ・・と自分と家族に言い聞かせるようになってから少しずつ良くなった気がしています。
長い道のりでしたが自然に治っていきました。
解決策改善策は、親子によってそれぞれです。絶対に治ると信じて良かったです。道のりは、平坦ではなかったしとても辛く長い10年間でした。
子供を心配し悩んでいるときは、いつ治るの?と思いイライラを募らせる毎日でした。母親である私が、困っていたように自分の意志では止めることができずに息子も辛い思いをしてきたことでしょう。
親のしつけが原因ではない、育て方が原因ではないと分かっていても親は自分を責めてしまいます。どうかチックの子供さんの心に寄り添ってあげてください。それが改善の近道です。大丈夫!あなたのお子様もきっとよくなります。