吃音とチックは併発しやすい、いじめにあわないか心配

吃音とチックは併発しやすい

どもりとチックの関係

流暢に話すことが難しいどもり吃音(きつおん)は、音の繰り返しや引き延ばしがみられたり音を延ばした後に繰り返すなどたどたどしい話し方になることです。本人もとまどい親も友達やクラスメートから真似をされたりいじめにあうのではないか?と心配になり問題が深刻になります。

 

症状が、悪化すると吃音の回数が増えて話そうとしても言葉が上手く発することができず苦しみます。繰り返しにも力が入るため音声も聞きづらくなり本人の悩みも深くなります。長期化し大人になっても改善しないままだと言葉が出にくいと自分で判断し話を中断します。言いにくい音や発音を避けようとします。「どもる」ことに抵抗や苦痛を感じています。

 

どもりで悩んでいるお母さん方は、このような段階を説明すると自分の子供が悪い方に向かっていると悲観的になります。しかし吃音もも一過性で自然に治ることが多いので治すことに神経質にならない方がいいこともあります。

 

ただ、吃音とチックを併発していたりトゥレット症候群とADHD(注意欠陥症・多動症)やアスペルガーとチックなどいくつかの症状を併発するケースは、少なくありません。

 

チックも吃音も一時的に収まっていくことが多いものの我が家の子供のように長期間(10年以上)さまざまな特徴が次々と見られるパターンと私のように同じ咳払いチックが17年間も続いてしまう場合と個人差があります。ただ治るまでの期間やパターンは違いましたが、ゼッタイに改善しないわけではないので希望を持ってくださいね。


真似をされたりからかいやいじめにあいやすい

以下のような症状がみられます。吃音やチックは、真似をされたりからかいやいじめの対象になりやすいようです。私も周りからマネをされた経験があります。白目をむいてしまう子、大きな口をあけてしまう子、鼻をフンフンさせてしまう子いろいろです。本人が気付いていないのに周りが「その子の特徴」として捉えからかいはじめることもあります。

 

子供たちは、素直で正直で残酷なものです。親として一刻も早く治してあげたいと思ってもすぐに治らないのでとにかく耐えるしかありません

 

 

頭部・・頭をゆする、頭をふる
顔面・・うなずく、まばたき、顔をしかめる、鼻をふくらます
カラダ・・下肢をぴくぴくさせる、床をふみならす、とびあがる
呼吸器系・・鼻をくすんくすんさせる、甲高い声をあげる、叫び声をあげる、咳払い
消化器系・・げっぷをする、舌でぴちゃぴちゃ音をたてる
汚言症・・バカ・くそ・卑猥なことばをくちにする
反響(周囲の人の言った言葉をオウム返しにする)

 

 

母親のヒステリックや神経質が原因なの?

チックを治す

子供に気になる症状がみられると、育て方のせいや母親のヒステリックや神経質が原因だから「おおらかに」「のんびり」育てましょう!と指導され、母親を追い詰めます。

 

お母さんも感情を持った人間なので優しいときもあればイライラしてるときがあって当然なのです。

 

兄弟姉妹で発症したとしてもお母さん1人の責任では、ありません。今は、治ってしまいましたが、当時の私は、治すことに躍起になっていました。旦那(父親)は、子育てに無関心で一人で背負ってしまい辛いと感じてしました。

 

だから子供に強く指摘してイヤミもたくさん言ってしまいました。言わなくてもイライラしてる感情を何度かぶつけたことがあります。(たとえば戸をパンと閉めて部屋を出ていくとかね)感情は、言葉よりも伝わりやすいそうです。

 

今、まさに悩みを抱えておられるなら、のんびり子育てできないことは、

 

成長とともに大人になって自然に治ることもあるの、今は、治ることだけ信じて接してください。大丈夫大丈夫!自分自身に言い聞かせてくださいね。



種類と症状