学校生活では教師の理解が大切
小学校、中学校、高校では、教師の理解が不可欠です。
最初は、一過性のチックを発症し症状が長引き、トゥレット症候群 に移行していきます。
症状の悪化しやすいのは、高学年になったころ。思春期や反抗期という難しい年齢にさしかかるので親子で乗り越える試練のときです。
子どもたちは、家庭より学校で過ごす時間が長くなるため、学校(教室や部活)での悩みが、人生の悩みとなりやすいものです。
大人から見たら些細な問題が本人にとっては、大問題で、親や教師の間違った対応で症状が悪化することもあるので注意しながら見守る必要があります。
あああ、うううう!うなり声は、わざとじゃないことを理解してください。
チックやトゥレット症候群の子供たちは、時折あああ、うううう!うなり声をあげることがあります。これらの行動は、わざとじゃないことを理解してください。教室で先生やクラスメートの邪魔をしたいわけではありません。自分の意志では、止められないことを十分に理解して対応してください。
教室で汚言症の言葉や音声チック(大声奇声)がひどいようであれば保健室など気持ち的に避難できる場所を確保されるのも1つの方法です。担任の先生とご相談ください。
教師に理解と対応
いじめは、先生の見ていないところで陰湿に存在します。内気な子、明るく社交的なタイプの子、乱暴な子、友達ともうまくやれない子などどんな性格の子であってもチックは、発症します。
先生がみていない休み時間にチック症をからかわれたり真似されたりすることは、本人にとって相当キツイことです。先生方の理解を求めつつ必要以上の対応を求めるのは、NGです。
思春期から青年期にかけて症状が悪化しやすくピークを迎える
思春期から青年期にかけてチックは、悪化しやすく症状は、ピークを迎えます。
症状が激しい子や併発症状が見られる場合医療機関をに受診ください。もちろんすぐには、解決しません。すぐに改善しなかったとしても子供や保護者のケアにつながります。
うちの子も、思春期前は、最悪の状態でした。治ったと思ったら繰り返すので大人になっても治らなかったらどうしようと悩んでいました。担任の先生と連携を取りながら学校での様子をふまえて静かに見守っていきましょう。
学校に相談しても担任は、気にならないといわれました。
うちの子の担任も同じ状況でした。にぎやかなクラスメート35人。息子も1番後ろの席だったせいか教師は、学校では、授業中も気にならないよといわれました。姉は、弟(息子)の音声チックを気にして心配していましたが、「咳やくしゃみを止めれないみたいに本人も治りたいと思っても治せないことだから本人には、何も指摘しないようにしようね」と話し合いました。息子が、「ううう」とうなっていると思うと発狂しそうでしたが(雑音にまぎれて気にならないならOK)と思うようにしました。むずかしいことだけど気にしないのが1番です。