「悪い癖だ」「治しなさい」と言っても改善しません

欲求不満やストレスが原因ではありません。

心の病や欲求不満ではない

母親の責任父親の責任学校でのストレスに環境のせいにする方がいますが、保護者のせいでもしつけのせいで症状が出るわけではありません。

 

一昔前まで欲求不満だとチックになりやすいと認識されていました。

 

ほとんどの方が頻繁なまばたきや目をパチパチするのことをそう呼んでいるのだと思います。

 

私も子供を通じて種類の多さを知り驚きました。私のように知識がない大人が大半だと思うのです。両親や周囲が不用意に責めても治るわけではありません。

 

子どもたちは「治したくなくても治せない」自分自身に悩んでいることに目をむけなければいけません。

 

ストレスが原因ではない

 

 

「厳しすぎるのかしら?」と甘やかす必要はないですし・早期に適正な診断を受け経過観察していくのが大切で完治を目的にすると親子で気持ちが行き詰まるので気楽に気長に付き合っていくことが最善策です。完治を目的にすると親子で行き詰まるので気楽に気長に付き合っていくのが最善策です。でもうちの子供は10年以上トウレット症候群。とくに10歳からのピーク時は、気が狂いそうでした!!

 

 

私自身女の子なのに小学校3年生(9歳)から咳払いのチックが止まらず大人(26歳)になってしまいました。だから17年もの間周りから注意され「止めれないことに困っていました」治そうと思っても治せないものなのです。


「悪い癖だ」「治しなさい」と言わないでください

教師の理解は不可欠

小学校1年生の男の子が学校で教師からチックを「悪い癖だ」「治しなさい」と厳しく叱責された事例がありました。

 

男の子は、気にするあまり今度は、首を右左に振る症状があらわれました。成長した男の子は、周りからからかわれるとわざとおどけてやって見せました。どんなに辛いことか悲しいことだったか想像するだけで胸がいたみます。

 

中学校高校と目立つチックが出ない代わりに男の子は、自分がピエロになりおどけて自己防衛をしていたのです。少年は、青年に成長し大学に進学しました。大学に入学すると奇声をあげ大声を出してしまいました。

 

足が自分の意識とは裏腹に動き飛び上がります。全身が痙攣したように動き日常生活に支障がではじめました。青年は、薬を服用し症状をおさえようとしました。

 

だけど薬の副作用で起き上がれなくなり大学を休学しそのまま中退しました。その後チックの啓もう活動に積極的に取り組み平成13年にはトゥレット症候群 トゥレット協会が設立したそうです。

 

少年は、小学校1年生のときに教師から「悪い癖」と叱責されていなかったら自然に治っていたかもしれません。「頭がおかしいからするのではない」「変な癖をわざとやっているわけでは無い」そのことを周囲が理解し本人をおいつめることが無いように正確に理解するのは、大切なことです。



種類と症状