漢方薬抑肝散(よくかんさん)での治し方
チックは投薬治療ハロペリドール(向精神薬)で治ることがあります。ただし日常生活に支障をきたすような重い症状の場合のみ処方されます。
漢方では抑肝散(よくかんさん)が処方されます。
抑肝散(よくかんさん)は、神経の高ぶりをおさえ、イライラや情緒不安や自律神経を整え心と体の状態をよくするのに効果があります。また不眠や癇の強い子にも良いとされており小児も成人も服用できます。
症状が、ひどかったのは、思春期前であとは、治った?治らないの繰り返しで気がついたら自然に治っていました。息子も私も情緒不安定で気分にムラがあってお互い辛い時期は、過ぎてしまったので抑肝散(よくかんさん)を飲むことはありませんでした。もしお子様の症状が強くあらわれるような気休めで飲んでみるのもいいかもしれません。
専門医によるチックの治療
チックかな??と思ったら・・心療内科小児精神科神経内科小児神経内科などで相談します。
小児科内科でも相談にのってくれますが、専門的なことは詳しく説明してもらえません。もし神経内科や精神科に行くのに抵抗があるなら保健師さんやスクールカウンセラー、養護教諭の方に相談してください。
私自身は、発達支援センターを通じて小児精神科の先生を紹介してもらいました。
保育園幼稚園なら保育園幼稚園の先生(教諭)に相談してみるとよいでしょう。保護者や子どもに評判の良い名医のいる病院クリニックを紹介してもらえるので1人で悩まず相談されると気持ちが楽になります。
アメリカのトゥレット症候群 の入会書には、こんな言葉が印刷されています・・
「あなたはとてもたくましく繊細で思いやりがあり想像力があり愉快で動作も頭の回転も素早くエネルギッシュで素晴らしい人である」と書いてあるそうですよ。日本では、障害とか症候群と聞くと=病気で暗い気持ちになりますが、チック患者の悪い面や癖にこだわることなく良い面をもっと引き出すことが出来たら良いですよね。
ところで、どんな治療をするの?
ところで、小児精神科の先生ですが、どのような治療をするかご説明しましょう。
うちの子供の場合、通院歴は6年くらいです。症状そのものは、保育園の頃から小学校と中学校の10年近くでした。時期によってまばたきと顔をしかめる音声チックがみられました。一緒にいると発狂するぐらい回数が多かったです。長引いていたので慢性チックというよりトウレット障害でした。
通院は、春休み、夏休み、冬休みに1回ずつ、先生と息子がお話をして私と先生がお話をして20分弱で終了します。ほぼ親のためのカウンセリングみたいなものです。何度も薬を飲んで治す必要が無いか尋ねました。
主治医の答えは、「薬は、不要。気長に見守りましょう」とのことでした。もう治らないのではないかと何度も不安になりましたが、中学校を卒業するころには、症状が消えていました。悩んでいたあの頃の私に戻って「大丈夫きっと治るよ」と言ってあげたいです。