チック症状に気付くのが遅れた理由

目をパチパチさせる瞬き症状が出た・・

目をパチパチさせるチック症状

保育園年長のころから 目をパチパチさせるようになりました。テレビやゲームビデオの好きな子だったので最初は、「テレビの見過ぎ?疲れ目?」と思っていました。チックは、まぶたや目がピクピクする症状と認識していました。テレビをじっと見て大きく瞬きしていたので「テレビ近過ぎ?」「「ビデオ長く見ないようにね」と声をかける程度でした。園から帰宅し私が夕食を作っている間、子供番組を見ながらパチパチまばたきしていたため、「好きな番組を凝視してしまう子なのかも?」程度にしか気にとめていませんでした。お恥ずかしい話ですが、チックと思われる症状が出てから 3年以上「単なるこどもの」だと思っていました。

 

入学時検査のとき、「検査のときに目をパチパチさせてるから視力検査をしてください」と言われ調べてみると視力は、正常。気付かないまま子供の小学校生活が、スタートしました。

 


症状に気付くのが遅れた理由

幼少時に発生しやすチック

症状に気付くまで3年以上かった理由は・・目をパチパチさせるまばたきが続いたあと音声チックに移行したためです。だから「ヘンな癖」が始まったのだと思っていました。

 

短期間で新しい「癖」がはじまり終わるを繰り返すので何だろうと思っていました。後から思うと、あの癖もこの癖もチックの症状でしたが、私は、見落としていました。保育園から指摘されたこともなかったです。そして1日のなかで帰宅後(私が夕食を作っている時間)に症状が多かったのも発見が遅れた理由です。

 


母親の私もチックだった

親もチックだから遺伝

初めてわが子がチックだったのだと認識した私ですが、よくよく考えたら私も、小学校3年生から26歳になるまでずっと咳払いの癖が治りませんでした。んんんんと喉を鳴らす咳払いクラスメートから、真似をさえたりからわかわれました。会社に入ってからは、同僚や先輩上司に指摘されました。「止めた方が良いよその癖」はっきり言われたこともありました。

 

周囲の人から耳障りだと思われるようなうっとおしい癖を持っていた私・・「直した方が良い」と言われても「直したくても治らないんだよ」「直せるくらいならとっくに治してる」と内心腹を立てながら受け流していました。そんなチック持ち?の私でしたが・・恋人も出来結婚も出来ました。しかしまさか・・恋人(彼)までチックだったなんてちょっとビックリです。


父親の変な癖も実は・・

チックは遺伝

恋人と交際し結婚にこぎつけた?私ですが、デートをしているとき、当時彼氏だった(現夫)は、何か話していると目がピクピクさせるのが癖みたいでした。

 

本人は、気が付いていないみたいでした。「ストレス?」「癖?」と思っていました。本人は、ヘンな癖を意識していたかどうかは分かりません。目をピクピクさせることは、結婚に向けて支障にもならなかったし気になりませんでした。子供がチック症の診断を受けなかったら・・母親も父親も自分たちの症状には気付きもしないままだったと思います。私たちは、進学や就職、結婚に支障はなかったのですが、個人差があります。子供のときから長期間治らなくても時間をかけて改善していくこともあるし、次々と新しい症状があらわれ複雑化し難治性となる場合もあります。


子供への正しい対応で早期改善

チックになる原因

保育園の年長のときに目をパチパチさせるチックが始まりました。そんなに目をパチパチさせたらダメよ・・私は何度も注意し父親も目をパチパチさせるたびに指摘をしテレビを消したりしました。二人とも子供がチックという認識は、ありませんでした。

 

ただ単に目をパチパチする「悪い癖」だと思っていました。小学校に入学すると目をパチパチさせなくなりかわりにあらわれたのが口を大きく開く「癖」です。とにかく大きな口を開けるので口の周りは、裂けて痛々しく荒れていました。「口痛くなるから止めた方が良いよ」と言っても止めることが出来ずにいました。そして口を大きく開ける癖は治ったかのように思えました。しかし今度は、口の周りをべろべろなめ始める癖がはじまりました。口は赤くただれて出血しかさぶたになりました。「痛くないの?」と聞くとそのときはかさぶたになっており「痒い」と言っていました。

 

半年の間に次々と新しい「癖」が出るので、チックの認識がまるで無かったのです。次に「あっ」と突然短い叫び声を上げるようになりました。短い叫び声は、帰宅後夕方から夜にかけての時間帯に多く聞かれました。「「あっ」と声を出すのでビックリし注意をしました。次に「あっ」と音声チックは、「ふふ」という鼻を鳴らすチックへと変化していきました。うちの子供の場合1つのチックが、半年くらいかけて・・見られ治ったと思ったら次に他のチックがあらわれていったので本当に癖としか思えなかったのです。「ふんっ、ふんっ」と鼻ならしがはじまりました。

 

知識が乏しかったせいで、子供に注意もしたし「癖」を止めるように指摘もしました。

 

でも養護教諭の先生に「お母さんが原因なのでは?」と言われたときは、傷つきました。毎日、散歩に行き絵本を読み聞かせ児童公園にも連れて行っているのになぜと思いました。

 

自分の育て方が悪いのだろうか?と自分を責め精神的にきつかったです。薬で治した方が良いのかも?と思ったこともあります。私は、間違った対応で10年も長引かせてしまったけれど正しい知識があれば対応しだいで、早期に改善すると思いました。



種類と症状