発症しやすい年齢と環境の変化がみられる時期は重なる
チック症の治療は・・完全に完治させるを目的としたらいけません・・症状に悩む子ども自身をサポートするのが目的となります。周囲への理解や両親による的確なカウンセリングが鍵を握ります。発症する年齢は、3歳4歳の幼児期が多いようです。そして1歳2歳の乳児期の子供にも見られる場合があります。
保育園に入園、小学校に入学したなど環境の変化が発症のきっかけとなります。昔は、欲求不満だから、子供の心が満たされていないから・・という理由だと考えられたために親の愛情不足と思われてきました。でもそれは間違った認識です。
7歳8歳の学童期にチックを発症する子どもが多いのは、小学校に入学するなど環境の変化が見られる時期と重なります。
幼児期から思春期にかけて発症し95%が1年以内に症状が消失するため通常「一過性チック」は、自然に治るものですが、残りの5%の患者は、慢性化し長期化しトゥレット症候群 へと移行します。
男子と女子では3対1の割合で男子に多く見られます。
私は、小学校3年生の時に発症しました。
私は、小学校3年生のときに発症しました。保育園のころは、緘黙児で保育園や幼稚園では、一言も話せない子供でした。
当時は、習字やそろばん塾に通う子どもがおおく私も習字やそろばん教室に通っていました。ふと咳払いしてるな私・・と認識したのが小学校3年生の時でした・・私の横で優等生のAちゃんにも咳払いをしていたので今になって思えばAちゃんもチック症だったのかもしれないです。私は、家でも学校でもせきばらいをするようになりました。父親からは、「せきばらいするな偉そうに」と怒られた記憶がありますが、「えらそうにしたいわけではない」と思っていました。
別に偉そうにせきばらいをしていたわけではありません。私にとって咳払いは、止めようと思っても止めることができないもの原因が見つからない思い当たらないもの治し方も治す方法も何もわからない、やっかいな癖だと思っていました。
くせなのか症状なのか紙一重ですが、わたしのせきばらいは、会社でもうるさくて集中できないと注意されました。職場でも舌打ち、ため息、ゲップ、貧乏ゆすり、髪の毛いじりなど色々な癖の人がいて周囲を不快にさせていました。「神経質で周りに気を使いすぎる人」がおおかったように思います
子どものチックは95%が自然に完治する
子供のチックは、4歳〜5歳にはじめて症状があらわれます・・小学校入学のタイミングで発症する例がもっとも多いといわれています。子供のチックは、95%が自然に消失します・・神経質にならないように見守ることも大切です。
うちの子も10歳前後が、ピークで症状が重くなり将来が心配でしたが中学校を卒業
慢性チックは、10歳から10歳代半ばがもっとも重い
慢性チックは、10歳から10歳代半ばがもっとも重くそれ以降は、症状が軽くなることが多いとされています。ドーパミンの活動を高める薬物チックが有効です。家庭や保育園幼稚園学校のストレスは、チックの要因となることもありますが「同じ心理的ストレスを受けたとしてもすべての子が症状を発するわけでは、ありません。卒園や進学新級で緊張したり興奮すると症状が悪化することは多いようです。